目次
はじめに
日本語教師になるためのカリキュラムがある専門学校、東京中央日本語学院(TCJ)。
こちらでは東京中央日本語学院(TCJ)の特徴や、評判、実際学校に通っている方の口コミをご紹介していきます。
東京中央日本語学院(TCJ)の特徴
東京中央日本語学院(TCJ)は1988年に創立。ポリシーである「教師による教育中心の運営」「多文化共生」をモットーに、外国人学生への日本語教育や日本語教師育成に力を注いだ学校運営を行っています。
一つのフロアで留学生と養成講座の生徒が一緒に学ぶスタイルを取っているため、"本物"の留学生相手への模擬授業やたくさんの交流イベントが用意されており、日本語教師としての"実践力"を効果的に養えるスクールです。また理論コースはeラーニングにも対応しており、いつでも・どこでも予習復習できるのが嬉しいところです。
ところで、2017年4月頃に新宿から信濃町に移転しています。”信濃町”というキーワードに引っかかるものがあったので、失礼を重々承知の上、思い切って電話で聞いてみましたが、某団体とは一切関わりはないとのことでした。教室数が足りなくなったため、新宿区において学習に適するなるべく静かで利便性の高い環境を選択した増床移転のようです。
公式ウェブサイト
https://日本語教師.jp.net
さらに、TCJの420時間コースは文化庁の認定を受けており、法務省告示校(留学ビザを持つ学生に日本語を教えるいわゆる日本語学校)をはじめさまざまな国内・海外の日本語教育機関で日本語を教えることができる資格と認められています。
-----2018-06-29追記-----
eラーニング420時間コースが開講されたようです。
文化庁届出も済んでいる講座なので、通学と同等の資格が取得できて安心ですね。
ここから(公式ホームページ)eラーニングを疑似体験できます。動画はだいぶ質が高く、かなり攻めたな、という印象です。
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通学者に聞く!東京中央日本語学院(TCJ)のココが魅力!
東京中央日本語学院(TCJ)の口コミをいくつかご紹介します。
TCJは実習が多く、実際に教壇に立ち、経験を積めたのが良かったと思います。ほぼ毎回授業ができたので、上がり症の私には免疫をつける意味でも大きな経験となりました。やはり教える立場に立って実践し、その場数を多く踏んでいかないと臨機応変に対応できないため、ここで学んだ経験は講師となった今、確実に生かされています。
正直大変でした。1回20分くらいの模擬授業を全部で14回やりましたし、修了するには期末試験の合格が必要でした。ちゃんと勉強すれば比較的簡単に合格できるけど、復習してない人には難しいと思います。日本語教師の知人に聞いても、ここまできっちりしている学校はあまり聞いたことがないと言われました。でも、今は感謝の気持ちでいっぱいです。コース修了後、すぐに某日本語学校への就職が決まりましたが、採用試験で模擬を見せた際に「~さんは本当に未経験ですか?」と言われました。自分で思っていた以上に力が身についていたようで、本当にがんばってよかったなと感じました。大切な仲間もたくさんできました。これからももっともっと勉強していきたいと思っています。
外国人と交流する、外国人に日本語を教えるという正に根っことなる部分の経験がTCJでできました。国際交流イベントに参加し、留学生とコミュニケーションをとる中でその「根っこ」の重要さに気がつきました。プライベートでも交流し、いろいろな相談を受ける中で、彼らの考えていることだったり、悩みだったりが見えてきて、共感出来たのは人生の中でも大きな財産になったと感じています。現在日本語教師として働く中で、ボランティア活動にも参加し、充実した日々を過ごしています。
TCJはとにかくイベントが多く、そのイベントの多さでスクールを決めたのが私です。在籍期間は1年でしたが本当にたくさんの交流イベントなどに参加し、今まで出会ったことのない人と出会い、多くの刺激を受けました。なかでも冬の温泉旅行は印象的で、留学生と一緒に温泉に入ったり、牧場で遊んだりした経験は良い思い出になっています。
ボランティアとして地域の外国人に日本語を教えていた経験があり、その中で日本語の発音の難しさに気がつきました。正しい発音の仕方を教えてあげたいと思いながら、研修会などに参加し、発音の仕方を学びたいと考えていました。しかしそういったところでは学ぶ機会が無く、本格的な勉強の場を作りたいと思い、こちらの学校に入学しました。通いやすさとカウンセリングに訪れたときの雰囲気の良さに惹かれましたが、それは入学後も変わらず、とてもよい雰囲気の中で学習を進めることができました。講座の内容は難しかったですが、全体的に満足のいくものでした。発音以外にも、各国の日本語事情や法律など幅広い範囲を学べたことは、知見を広げてくれました。
苦手だった模擬授業や教育実習が好きになれたのも、クラスメイトのおかげかもしれません。年齢も違えば様々な経歴をもつ「大人の」受講生がたくさんいますし、外国語を話すことができる留学経験のある方もいらっしゃいました。そうした人たちと学べたので、失敗しても恥ずかしいことはなく、むしろ開き直っていろいろ聞いて回ってみる、他の方の模擬授業を見ていく中で自分の欠点を見つけて、それを次の授業に生かすことができました。外国語が苦手な私もクラスメイトを意識するようになってから、勉強に身が入るようになりました。
東京中央日本語学院(TCJ)の良い評判、悪い評判
東京中央日本語学院(TCJ)に通っている方の評判をご紹介します。
通学生へのインタビューでは、こちらの学校を選んだ理由に、通いやすさを上げている方がいます。具体的には振替、再受講システム、土曜に通学できる点などが魅力的だったというものです。
また、東京中央日本語学校(TCJ)には無料スキルアップサービスという、無料で利用できる5つのサービスがあります。
「授業振替・再受講3年間」
授業を欠席する場合や、学習を一時的に中断される場合に有効に使える。わからない授業があれば、何度でも再受講可能。
「eラーニング視聴 3年間」
授業の内容を自宅で復習したり、授業振替として利用したりできるシステム
「教室利用サービス3年間」
実技の授業や教育実習の練習する場合、空き教室を使って実習することができる
「国際交流イベント」
バーベキューやバス旅行等イベントを通じて、留学生への会話指導に参加できる機会あり
「安心の就職・進学サポート」
国内外にある提携日本語学校の就職セミナーや大学院進学セミナーを開催しているほか、インターンの募集もあり(インターン先の海外教育機関に就職が決まった例などもあり、就職サポートにはかなりの定評があるようです)
マイナス意見としては…
「カウンセリングをする中で、想像していた日本語教師像が崩れていった。考えていた以上に大変そうで、正直自分には難しいと感じた」
「新宿まで授業を受けに行かなくてはならず、仕事をしながらの通学には少し不便」
「いくつかテストがあるので、出席するだけで資格が取れる学校もある中、ここは少し厳しいイメージ」
また、日本語教師歴15年以上のベテラン講師が多数在籍していることもあり、新人講師の研修制度も手厚く、講師陣の質のばらつきがない、講師陣の質が高いという評判です。総じて授業の質も高いため、実践力・現場力を身に着けて長く活躍できる日本語教師になりたい、という方にこそ通っていただきたいスクールです。
ここがポイント、東京中央日本語学院(TCJ)
東京中央日本語学院(TCJ)には日本語教師養成講座として、【420時間コース】があります。受講料金は599,500円(入学金・教材費込、税込)です。
【検定対策ゼミ】は77,000円ですが、420時間コースとセットで申し込むと20,000円オフになるようです。講師は日本語教師として現場を知っている人が多く、入学から修了、また就職までサポートしてくれる点がポイントです。
また、講座は日本語教育能力検定試験を見据えたカリキュラムとなっており、試験合格を目指す方に必要な効率的な学習を実現できます。さらに厚生労働省教育訓練給付金の給付が受けられる上、「早期申込割引」「紹介割引」「ママ・パパ応援割引」「学生割引」なども用意されています。割引制度は併用も可能とのことなので、場合によっては50,000円以上オフになります。
2018年7月から新しくスタートしたeラーニング420時間コースは517,000円(入学金・教材費込、税込)です。Wライセンスパック(検定試験用の集中講座セットのコース)も552,000円(入学金・教材費込、税込)と、かなりリーズナブルですね。
そのほかのポイント
- 授業を教えるテクニックだけでなく、自分の授業の弱点を改善する方法を模索し、それを実行に移せる"実践力"の養成を第一に考えている
- 教師陣は全員現役の日本語教師
- 就職率92%、幅広い就職サポート。インターンシップ先の紹介や、就職・進学セミナー、面接対策カウンセリングも行う
- 世界40カ国以上から集まった外国人学生とふれあえる学習環境
- 国内外の日本語教育機関から届いた求人情報を紹介してくれる
- 自分の理想の教師像を描きやすくする「キャリア支援シート」を提供
- Wライセンスパックと呼ばれる420時間コースの修了と日本語教育能力検定試験の合格を目指すカリキュラムがある
まとめ
東京中央日本語学院(TCJ)についてご紹介しました。
専門学校選びはカリキュラムの内容だけでなく、通いやすさや、講師との相性も交えてじっくり選んでいきましょう。実際に通っている、あるいは通っていた方の口コミ情報や評判も参考にしてみてください。
東京中央日本語学院(TCJ)の資料はここからも取寄せが可能です。