はじめに
東京都内だけに限ってみても、日本語教師を養成する学校は数多くあります。学校には料金やカリキュラムはもちろん、コース数や開講時間に至るまでそれぞれ特徴があり、その分選択の幅も広くなります。
将来日本語教師として働くことを目指している方は、まずは理想の学校探しから始めましょう。
都内にはどんな日本語教師養成学校がある?
東京都内には数多くの日本語教師養成学校があります。その中でも特に実績がある学校を中心に、その特徴などをご紹介していきます。
特徴
日本語教師養成学校と日本語学校を同フロアで開講している東京都新宿区にある学校です。即戦力となる日本語教師の養成を重視しており、就職率は95.6%と高い数字となっています。インターンシップ先の紹介や、就職・進学セミナー、面接対策カウンセリングも随時行っているほか、1年を通じて、世界40カ国以上から集まった外国人学生との国際交流イベントや、インターンを開催しています。充実した理論教育と実技演習で、どこの国でも通用する教育力を身に着けられる学校です。
講座
420時間コースは、理論+実技+教育実習で合計160コマ以上の講義を通して、知識も技術もバランス良く学べる講座です。さらに無料スキルアップサービスとして、授業振替・再受講3年間、教室利用サービス3年間など5つのサービスで受講生をサポートしています。また給付金制度が設けられている他、早期申込割引、紹介割引、ママ・パパ応援割引、学生割引などの各種キャンペーンも実施されています。
費用
日本語教師養成講座420時間コース 599,500円(税込)
Wライセンスパック 656,500円(税込)
(420時間コース+検定対策ゼミ)
eラーニング420コース 517,000円(税込)
日本語教育能力検定試験対策ゼミ 77,000円(税込)
理論単科コース 319,000円(税込)
特徴
1977年創立、電子教材やeラーニングの教材を提供するなど、常にブラッシュアップし続ける日本語学校です。2015年にはISO29991を取得しています。
講座
日本語教師養成コースは理論講座196時間、実践系理論講座102時間、実践講座140時間と明確に時間が区分されています。特に実践系の講座に多くの時間が割かれている点が特徴的で、世界60か国の学生に対して実習する経験は大きな財産となります。就職におけるサポート体制も安心です。
費用
日本語教師養成コース(420時間) 582,450円(税込)
日本語教育能力検定試験対策通信コース 84,420円(税込)
特徴
都内高田馬場校と横浜校の2校を展開。1975年の創立以来、日本語学校と日本語教師養成講座を運営。日本語教育のリーディングスクールとして日本語教師を養成。現在、講座修了生は9000名を超えています。
講座
420時間総合課程では、40年の歴史によって培われてきた日本語の教え方に加え、最新理論を授業に取り入れており、講座修了後すぐに教壇に立てる実践力を養っていきます。また検定試験対策も、【日本語教育能力検定試験】と【全養協日本語教師検定】の両方に対応しており、学習者の目的に合った試験対策講座を行っています。
費用
420時間総合課程 567,000円(税込)
理論コース(119科目/238時間) 357,180円(税込)
総合実習コース(99科目/198時間) 285,780円(税込)
実習実践短期コース(14科目/24時間) 49,400円(税込)
入門コース(8科目/16時間) 33,060円(税込)
e-ラーニング 総合コース(210科目) 220,000円(税込)
※上記は高田馬場校の料金
特徴
日本語教師養成講座以外にも様々な通学講座を開講しており、在籍する生徒数が常時2,000名を超えるマンモス校です。全国主要都市に30拠点あり、都内以外の方でも通学できる点は他の学校にはない特徴です。授業は420時間カリキュラム対応の講座をベースに、日本語教師に求められる知識・技術を教えている学校です。
講座
420時間カリキュラムに対応している「日本語教師養成総合講座」をメインに、理論から実践までバランスよく学習し、教育実習では、実際に外国人のモデルスチューデントが参加。本番さながらの授業を行います。新人の日本語教師も多く採用しており、教師側の育成にも力を入れています。
費用
日本語教師養成総合講座 616,000円(税込)
日本語教師養成総合講座 711,040円(税込)
(通信 日本語教育能力検定試験【完全合格】講座つき)
日本語学校海外実習プログラム 130,300円(税込)
日本語教育能力検定試験【完全合格】講座 132,000円(税込)
特徴
創立は1987年で、国内3校(虎ノ門、赤坂紀尾井、横浜)に加え、英国、タイ、フィリピン、ベトナムカンボジア(提携)の海外にも教室があります。「真の国際人養成」をモットーに日本語教師養成講座を開設以降、約3,500名の日本語教師を国内外に輩出しています。
講座
平日昼間、夜間、土日開講と、ライフスタイルに合わせて受講ができる講座単位取得制を敷いています。カリキュラムは検定対策と実践力の強化を目指したもので、実際の外国人学習者相手に60時間の教育実習を行うなど演習が多めです。他に、理論部分の学習を通信で行い、実践科目は通学して行う「420時間講座(理論通信)講座」といったものもあります。
費用
420時間講座(理論・実践) 624,000円(税込)
420時間講座(理論通信) 594,000円(税込)
実践集中講座 309,100円(税込)
海外実習プラン 210,000円(税込)
検定直前対策 77,000円(税込)
特徴
大阪を中心に全6校を展開する日本語教師養成学校です。知識よりも、就職してからすぐに活躍するための即戦力を養う実戦講座が中心です。高い就職率を実現している就職直結指導が特徴的で、国内・海外へ1,566名の修了生を送り出しています。
講座
1クラス12名制の少人数指導で、受講生一人ひとりに手取り足取りの直接的な指導を行う実戦的な教室です。1人50~75回以上の「演習・実習体験」が同校の最大の特徴で、40カ国以上の外国人への指導経験のある講師が、「言葉」でなく、「身体」で指導ノウハウを伝授します。検定試験対策は、同校のオリジナルテキストをベースに、期間を2期に分け、基礎理論から検定対策まで合格に十分な実力を養成していきます。
費用
420時間+90時間検定対策コース 692,230円(税込)
420時間+60時間検定対策コース 660,660円(税込)
420時間+30時間検定対策コース 629,200円(税込)
420時間コース 566,830円(税込)
特徴
1986年に日本語学校を開校、翌年に日本語教師養成講座を開講しています。「実践的なスキル」「考える力」を身につける質の高い授業を展開し、卒業生は1万人以上に上ります。所在地は東京都新宿区です。
講座
併設されている日本語学校では、50カ国以上の学習者が日本語を学んでいます。420時間総合講座は、その留学生達と授業見学や国際交流活動、日常会話などの交流を通じて、日本語学校の現場を体験し、将来の姿をイメージしながら学習できるコースです。常駐の専任講師が修了まで一つのクラスを受け持つ担任制も同校の特徴の一つですね。
費用
420時間総合講座 576,400円(税込)
420時間通信コース 484,000円(税込)
まとめ
今回ご紹介したように、日本語教師養成学校は数多くあります。どこの学校に通えばいいか悩まれている方は、上述の記事内容を参考によく吟味なさって下さい。学びやすい環境であることはもちろん、講座を学び終えてから、日本語教師としての職を手にできる十分な実力が身に着く学校を、ぜひ見つけて下さい。